筋肉痛がなかなか治らなくて「早く筋トレしたいのに…」ともどかしい思いをしている時、筋肉痛の時に筋トレをしたら早く治ると聞いて軽い筋肉痛なら我慢して筋トレしたこと、あなたにはありませんか?
ようこそ、我が同志よ。
私にはあります。筋肉痛の時に運動をすれば筋肉痛が早く治ると聞いて、「ぬうぅ…!この程度の痛み…!」と気合いで筋トレを続けていた事が。しかし、結論から言うと
筋肉痛がある時に筋トレをするのはおススメしない。
では、何故筋肉痛がある時に筋トレをしてもいいと言われているのか。何故私は筋肉痛の時に筋トレするのをオススメしないのかを、ここでお話していきますね。
目次
何故筋肉痛の時に筋トレをしてもいいと言われるのか。

筋肉痛の筋トレをしてもいいと言われる理由。それはアクティブレストと呼ばれる動的休養の存在です。
アクティブレストとは筋肉痛時に軽い筋トレ、ストレッチを行う事で血行や代謝を高めて筋肉の超回復を早める事が目的。ダンベルを使用した運動を行いますが、1〜5kgという軽い重量で可動域を最大限に使ってストレッチさせることがこの手法のポイントです。
超回復の理論上、筋肉痛時に筋トレを行うのは原則として避けるべきですが、このアクティブレストの目的はトレーニングによる筋肉の破壊ではないので行ってもいいという訳です。
しかし、筋肉をストレッチさせる程度の軽い筋トレである必要があるため、やりすぎては筋肉に負担をかけてしまい超回復を阻害してしまう恐れがあります。その点には注意しましょう。
軽い筋肉痛の時に筋トレをしてもいいのか。

筋肉痛がある時に筋トレをするのはおススメしない。
理由は、筋肉の超回復を待たずに鍛えると筋繊維が細く弱くなってしまうから。
筋肉痛とは簡単に言うと、筋肉が傷つき修復している最中です。たとえ軽くても筋肉痛が残っているなら、まだ完全に回復しきっていないという身体からのメッセージでもあります。その状態で筋トレを行っても超回復を阻害するだけで、効率的な筋トレとはなりません。
では何故効率的な筋トレとならないのか、その理由は大きく3つありますので1つずつ見ていきましょう。
可動域が狭くなる
可動域と言うのは、身体の各関節が無理なく動かす事が出来る範囲や角度の事を言い、腕立て伏せで言うならば肘を伸ばし切った最初の体制から胸を地面すれすれまで下ろすまでの範囲の事を示します。この可動域は筋トレを行う上で非常に重要で、最大可動域で筋トレを行う事で筋肉にしっかりと負荷がかかり、非常に効果的なトレーニングとなる。
中途半端な可動域での筋トレとなるとその効果は半減しますので、おとなしく筋肉の回復を待つ方が良いでしょう。
筋肉の力を最大限に発揮できない
そもそも、筋肉痛の時に筋トレをしても痛みで全力を出し切れませんよね。しかし、筋繊維を太く強くするには高負荷のトレーニングで限界まで追い込む必要があり、その後は追い込んだ筋肉を休める必要があります。この休める過程で筋肉は太く強く成長するので、これを阻害するという事は筋肉を大きくさせないという事になる。
筋肉の超回復の理論を無視することになるので、決して効率的なトレーニングにはなりません。2~3日はしっかり休んで筋肉痛を直してから全力で筋トレを行うようにしましょう。
怪我をしやすくなる
筋肉痛の筋トレは怪我の危険性が高まります。筋肉痛とは筋繊維が破壊されてダメージを受けている状態ですので、回復が遅くなるだけでなく痛みが増してしまう可能性もある。
また、痛みがあるまま筋トレをすることでその部位をかばってしまい、正しいフォームで筋トレが出来なくなります。正しいフォームで筋トレが出来なくなるとトレーニングの効果が半減してしまうだけでなく大きな怪我に繫がる事もあり、特にスクワットなどの高負荷をかけて行うトレーニングではその危険性は高くなる。
怪我をしてしまうと長期間筋トレが出来なくなるので、筋肉痛が回復するまでしっかり休養する方が良いのです。
まとめ

筋肉痛の時に筋トレを続ける事は基本的におススメしない。
筋肉を肥大させることが目的で筋トレをしているなら、筋肉痛の期間はしっかり休養をとる方が効率的であり、痛みや怪我のリスクを冒してまで無理に筋トレを行うメリットが全くないからです。例外的にアクティブレストは許されていますが、アクティブレストの目的は血行血行や代謝を高めて筋肉の超回復を早める事であり、トレーニングとは意味合いが違います。
思いっきり鍛えて、思いっきり休める。
これを意識して焦らずに鍛えれば、筋肉は必ず努力に答えてくれますよ。
共に細マッチョを目指して邁進していきましょう!
この記事を気に入って頂けましたら、下記のバナーのクリックで応援お願いいたします!