きつい筋トレや激しい運動を行うと翌日に思わず声が出るほど強烈な筋肉痛になった経験はありませんか?
その痛みは「頑張った証拠」とも取れますし、「え、無理しすぎた?」と感じてしまう不安要素にもなってしまいますよね。
ようこそ、我が同志よ。
私もそうです。適度な筋肉痛なら「いい感じ!」と思いますし、ベッドから起き上がれないレベルでは「やりすぎた!」となってしまいます。
そこで今回お話しするテーマはこちら。
なぜ筋肉痛になるのか?
筋肉痛がなぜ起こるのか、特に激しい筋肉痛が起こる原因は何か、過度の痛みでも問題がないのかなど徹底解剖します。
なぜ筋肉痛になるのか!ひどい筋肉痛になりやすい原因!

生きていれば誰もが経験する筋肉痛ですが、その発生のメカニズムはご存知でしょうか?
筋肉痛には運動中や運動直後に発生する即発性筋肉痛と、運動後1~2日後に発生する遅発性筋肉痛の2種類があり、我々が普段筋肉痛をいう言葉で指示しているのは遅発性筋肉痛の事です。
実はこの筋肉痛については現代医学をもってしても発生のメカニズムは完全には解明されておらず、筋トレや運動によって傷ついた筋繊維が修復される際に発生する炎症による痛みと言うのが最も有力な説として唱えられています。
筋肉痛になりやすい運動としてエキセントリック収縮と呼ばれる「力を発揮しながら逆方向に伸ばしていく運動」です。
例えばダンベルカールは本来上腕二頭筋を使って「持ち上げる」ことが正しい方向ですが、重力に逆らって「ゆっくり下ろす」と言う動作をすると、力を発揮しながらも本来とは逆方向に伸ばしていく事になり、これがエキセントリック収縮になります。
その他に筋肉痛になりやすい動作として、普段使わない筋肉を使った時はとくになりやすい。
原因はわかりませんが、新しい種目のトレーニングに挑戦すると筋肉痛になりやすいですし、逆にある程度その運動に慣れると中々筋肉痛にならないのです。
特にひどい筋肉痛になりやすい原因は、普段使わない筋肉で激しい運動をした事によるオーバーワーク。
例えば普段運動を行わないお父さんが子供の運動会で全力疾走したら後日激しい筋肉痛に襲われますよね。
筋肉には持久力を発揮する遅筋と短時間で大きな力を発揮する速筋の2種類があり、速筋の方が遅筋より筋肥大しやすい反面、老化しやすいという特徴があります。
激しい運動を行う事で使用されるのは速筋になるのですが、運動不足で老化した(なまっている)状態の筋肉に急激に高負荷の刺激を加える事で明らかに過度な運動をさせてしまう事になる。
その結果、オーバーワークとなって長期間にわたる激しい筋肉痛となるケースが多いのです。
筋肉痛がひどいけど大丈夫?見極めるポイントを解説!

適度な筋肉痛であれば心配する人はあまりいないでしょうが、ベッドから起き上がれないようなひどい筋肉痛は流石に不安になりますよね。
まず、たいていの筋肉痛は筋繊維の修復に伴って発生する痛みですのでむしろいいことなのです。
この筋繊維の修復が完了することは超回復が完了したことも意味するので、より強い筋肉が作られたという事も意味しますから。
また、毎日筋トレを行う方の場合は筋肉痛が無くても全く気にする必要はなく、筋肉自体がトレーニングに慣れてしまって筋肉痛にならないパターンもあるので、安心してくださいね。
問題はひどい筋肉痛になった場合で、あまりにひどい場合は「横紋筋融解症」という筋肉が溶けてしまう病気の可能性がある。
主な症状は、朝起きたらベッドから起きられないほどの筋肉痛になっていた、筋肉が腫れている、茶色いおしっこがでる事です。
特にベッドから起き上がれないほどの筋肉痛という事を聞いて、あなたの不安を煽ってしまったかもしれませんね。
しかし、横紋筋融解症は100km走る等のきわめて長時間のきつい運動に取り組んだ場合に起こりやすく、一般人が早々なるものではないので安心してください。
特にジムで30~1時間程度の運動をしたくらいではなりませんので、心配の必要はないでしょう。
まとめ

なぜ筋肉痛になるのか?
筋肉痛は筋トレや運動によって傷ついた筋繊維が修復される際に発生する炎症とされており、エキセントリック収縮や普段使わない筋肉を使った際に発生しやすくなります。
特にひどい筋肉痛になりやすい原因は、この普段使わない筋肉で激しい運動をした事によるオーバーワークによるもの。
運動不足でなまった状態の筋肉に急激に高負荷の刺激を加える事で明らかに過度な運動をさせてしまう事になり、オーバーワークとなって長期間にわたる激しい筋肉痛となるケースが多いのです。
筋肉痛は筋繊維の修復に伴って発生する痛みでなので、筋繊維の修復が完了することは超回復が完了したことも意味にもなるので基本的にいい事ですが、きわめて長時間のきつい運動に取り組んだ場合に起こりやすい「横紋筋融解症」という筋肉が溶けてしまう病気のにだけは注意しましょう。
といっても一般人が早々なるものではないので安心してくださいね。
共に細マッチョを目指して邁進しましょう!
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